風俗物件を探す時に登場する専門用語 – 居抜き、リース、スケルトン…

事務所やマンションなどが一室あれば開業できる派遣型風俗のデリヘルとは異なり、キャバクラなどのお水系やマッサージなどの店舗型風俗物件を借りる時には、下記のような専門用語が頻繁に使われます。

例えば店舗型風俗の物件をリサーチする時には、「居抜き」なのか「リース」なのかを確認することが必要。また「居抜き」の場合、「造作譲渡代金」が掛かる場合もあります。

ここでは派遣型風俗の事務所やマンションを借りる時には出てこないものの、お水系物件や店舗型風俗物件を探す時には頻繁に登場する、居抜き、リース、造作譲渡代金、スケルトンの4つの専門用語を解説します。

「居抜き」とは内装や設備を次の借主に引き渡す物件

居抜きとは、前の入居者(テナント)が利用していた設備や備品などが付いた物件のこと。たとえば飲食店の場合、借主は撤去する時、取り付けたものをすべて取り外し、物件を借りた時と同じ状態に戻して大家さんに返却するのがルールです。

もしもオーナーさんの承諾が得られれば、借主は内装や設備をそのまま残し、次の借主に引き渡すことができる。これが居抜き物件の基本です。

居抜きは派遣型風俗のデリヘルなどの事務所やマンションを借りる時にはあまり出てきませんが、キャバクラなどのお水系の物件には頻繁に使われる用語です。

「リース」とは内装や設備をリース会社から借り受けるシステム

リースとは、インテリアや内装、料理に欠かせない厨房機器、テーブルや椅子など接客のための用品など、飲食店や水商売をするための重要なアイテムやツールをリース会社から借りることです。

リース物件とは、上記が一式揃った物件です。こちらも派遣型風俗のデリヘルなどの事務所やマンションを借りる時にはほとんど出てきませんが、お水系などの店舗型物件情報にはよく出てくる用語です。

飲食店の開業には、内装工事や厨房設備、備品の購入など巨額の開業資金が必要になります。しかしリースはこれらの初期投資の必要がなく、開店までの費用を大幅に抑えることができます。

リースの場合、テナントの使用は建物のオーナーである大家さんから。また、内部の設備や備品はリース会社から、それぞれ使用承諾を獲得する必要があります。内部の設備や備品は所有権がリース会社にあるため、借主が無断で売却したり取り替えたりすることはできません。ただしメンテナンスや故障が発生した折は、すべてリース会社にお任せできるのがポイントです。

「スケルトン」とは何もない状態のこと

スケルトンとは設備を取り外し、内装を除去し、コンクリートがむき出しになった何もない状態のこと。多くの場合、入居者はスケルトンの状態でオーナーから物件の引渡しを受け、内装工事を行います。また、退去時には元の状態に戻してオーナーに返却。スケルトンから内装工事をする場合、巨額の費用が必要。ただしイメージ通りの店舗に作り上げることができるのが特徴です。

また、スケルトン工事とは原状回復義務のこと。契約が終了して退去する時、借りた時の状態に戻さなければいけないという契約です。

「造作譲渡代金」とは内装などを買い取ること

造作譲渡代金とは、前の入居者が使用していた厨房や空調などの大規模な設備、テーブル、椅子、カウンター、内装など(これを造作という)を、次の入居者が買い取るために必要な金額のこと。一般的に造作譲渡代金は、前の入居者、もしくは持ち主が決定します。

造作譲渡金のある居抜き物件を契約する場合は、建物の持ち主であるオーナーとの契約だけでなく、店舗内部にある造作の持ち主との間で、造作の買い取りに関する契約も結ばなければなりません。

 

このように店舗型風俗を借りる場合は、派遣型風俗の事務所やマンションを借りる以上に煩雑です。将来の売り上げ見込みをしっかりと立て、物件を選ぶことが重要になってきます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です