日本全国を旅する風俗評論家・岩永文夫氏が各地の裏風俗や温泉、酒、うまいもの、観光地などを紹介する旅情いっぱいのコラムです!
63.菊池温泉(熊本県)
九州には個性的な歓楽温泉(裏風俗)がアチコチにそろっている。
中でも際立っているのは、鹿児島県北部にはメイド遊びで知られる市比野(いちひの)。熊本県北部、阿蘇の膝元にある菊池。それと温泉の規模ではニッポン随一とも言える大分の別府。このクラスの歓楽温泉ともなると余程の“裏風俗情報ネット・ワーク”を張り巡らせていないとロクでもないガセ情報に騙されて、せっかくの楽しみもワリを食ってしまうことが多々ある。
例えば菊池温泉の場合は“遊べる女の子情報”的確に掴んでないばかりに思わぬ取りこぼし、というか情報欠如による損をすることもある。
1つ例をあげてみると、街に出て自分好みの女の子を見つけるには夕方早めの時間帯がよいのか、それとも夜遅くがよいのか──。
簡単そうに見える遊びのテーマでも、季節や曜日や天候や……実にさまざまな要件によって、街の中で女の子を探す頃合いというものが異なるものなのである。その判断や誠に難しいところ。だって、そうでしょう。御当地のギャルたちは地元の子もいれば、熊本市内からの出張組もいるし、遠く他府県からの移籍組もいる。
となると彼女たちそれぞれの行動パターンや行動時間帯が異なっているのは当たりまえ。地元・出張・移籍、現在はどの組の子が多いのか。また、チャーミングなギャルはどこに属しているのか。それぞれ微妙に違う。だからこそ夜遊びの時間に関しては何かと考えを巡らせ、また、その微妙な判断ぶりが歓楽温泉での夜遊びの醍醐味、裏風俗のロマンといったところでもある。
これから春、夏にかけて菊池温泉での夜遊びの格好の時間帯についてだが…。それはとりあえず、ともかく目差す御当地へと出かけてみよう。まずは熊本に行って、そこからバスに乗るのが妥当な行きかた。おおよそ70分ほどで「きくち温泉Go!」というユニークな名前の特急バスが御当地へと連れて行ってくれる。
果たしてこちらの遊びのお相手は、コンパニ姐さんとスナックのホステス嬢。とは言っても、この両人のほとんどがダブルキャスティングなのだ。ある夜は宴会場を盛り上げるコンパニオンのお姐さん。そしてまたある晩はシンネコ(仲むつまじく)でお相手をしてくれるホステス嬢である。だから街の中では、この2種類の女性陣を探そう。
だって話は簡単。コンパニオンなら宴会場か部屋付きの仲居に2000円も小遣いを渡せば紹介してくれる。ホステスなら街中のそれらしいスナックに飛び込んで、しばしママなりチーママなどと世間話をしていれば向こうのほうから誘ってくる。
それも両者ダブルキャストなんだから料金は同じ。どちらも金2万円と見ておけばよいだろう。もしそれ以上の金額を請求されたなら足元を見られたと思って、そんな店は早々に立ち去ればよい。
というわけで夜お遊びのお相手は、コンパニ姐さんか連れ出しホステス嬢。それにしても嬉しいのは、どちらも大和撫子軍団であるってこと! 断わっておくが「大和撫子」とは、あくまでも「やまとなでしこ」であって決して「ダイワブス」と読むべきではない。念のため。つまりみなさん日本女性だってことだ。
ここで注意しておこう。まずコンパニ業を主力にしているお姫さまたちは、あくまでも夕方から夜早くにかけては本業のほうの時間。とりあえずの主戦場になる。だから本チャン(私共が求める)のお仕事に臨むのも開始時間も夜遅くなる。
一方のズバリ連れ出しスナックのお姫さまたちは、夕方から営業時間なので早くからお仕事に臨めるし、手っ取り早いビジネスの展開が可能である。
つまりコンパニ系は夜遅くが中心、連れ出し系は夕方からOKとなる。
それともう一つ御当地で大切なのは、菊池のジモティなのか熊本市外からの出張組なのか。
というのもジモティなら延長も泊りもOKだろうし、出張組だとやはり泊まりを嫌がるのだ。このへんの女の子の微妙な違いを嗅ぎ分けつつ相手を選び出すことが大切だ。
今回は、東京など東日本ではあまり知名度がないかもしれないが、九州では有数の裏風俗エリア・菊池温泉にアプローチしてみた。
さてそろそろ答え合わせ。御当地で遊ぶのに格好の時間帯は。となるのだが…。
…ここで記者が軽々に答えを出してしまうのも芸がない! いまひとつクッションを置いてみて、はたしてコンパニ系と遊ぶのに向くシーズンなのか、連れ出し系がベストなシーズンなのか考えてみたいものである。どっちがEかな神様の言うとーり、なのである。
それでも記者は神様ではないけれど暮れなずむ夕方の街を女の子とブラついてから、しかるべき場所でナニを楽しんでみるというのが、これからはEかなと思ったりして。
ムフフいい汗かいた!