勇気を出して解雇すべき時がある | 風俗経営

読者の皆さん、ご無沙汰しております。元・風俗店オーナーの茂呂見栄でございます。
もちろん、仮名ですけれど（笑）。

■勇気を出して解雇すべき時がある

今回は、解雇についてのお悩みですね。
確かに、人をクビにするのは、あまり気持ちの良いものではありませんよね。
人間ですもの、やはり相手のキモチを考えると、気が引けてしまうものです。
しかし、経営者たるもの、時には心を鬼にしなくてはならない場面があります。
その女性の存在が、他の女の子にデメリットをもたらせたり、あるいはその女の子の行為によって、お客様にダメージを与えてしまったなら、お店の経営に直結する問題になってしまいます。
その要因が、明らかにその彼女の問題に起因するのであれば、迷わず解雇すべきでしょう。

■メールがよいか、直接面談がよいか

私も、元々は風俗店のオーナーとして、直接運営にたずさわってきた経験がありますが、解雇通告には直接話す方法とメールや 電話で告げるという二つの方法があり、どちらにも一長一短があると思っています。
簡単なのはメールです。わざわざ女性に面談時間を作ってもらわず済みますし、こちらとしても気が楽ですよね。
正直、多くの店がこの方法をとっていますが、文面が残ってしまうという問題があります。
もちろん、後々、大きな問題に発展することはないかと思いますが、こちらとしてもあまりキモチの良いものではありません。
私の場合、電話で伝えることが多かったですね。しっかり解雇理由を述べて納得してもらえるよう、落ち着いた対応を心がけてください。 理由はざっくりとしたものでかまいません。
例えば、お客様からのクレームが多い。それはお店の経営に直接ダメージを与える行為だとか、あるいは違反行為があった、他の女の子に 迷惑をかけたなど、理由を曖昧にせず、しっかり伝えることがポイントです。
中には、あーだこーだ言ってくる子もいますが、理由が明確であれば、どんなに反論があっても押し通すことができます。
まあ、他にも働ける店がいくらでもあるので、「●●ちゃんにぴったりなお店は他にある」などと言ってあげるといいかもしれません。そこまでひとつのお店で働くことに固執する子もいないでしょうから。
後は、最終勤務日に伝える方法があります。
これならば、出勤のついでにという感覚になるので、お互いに時間も交通費も無駄にせずに済みます。

■感心しないが“干す”という行為も

あまり良い例とはいえませんが、最近は、はっきり解雇宣告せずに、出勤しても仕事を与えずに“干す”という行為もあるようです。
干されてしまうとお客さんをつけてもらえないのでまったく稼げなくなってしまいます。そんな状況が続と、結局女の子の方から離れていってしまいます。
まあ、私の性格上、何事もはっきりさせたいので、すぐに電話しちゃいましたが、こんな間接的な手段もありかもしれません。
とにかく、相手の性格に合わせて方法を変えてみるといかもしれません。がんばって！