風俗嬢を管理するには？ | 風俗経営

■風俗は彼女たちにとっての駆け込み寺

女性の従業員を管理するということは、どんな業界においても、男性管理職にとっての“悩みのタネ”となっているのは確か。
しかし、実に様々な業種の企業様をコンサルティングさせていただいた私から言わせてもらえば、風俗に勤める女性ほど、まとめやすい女性はいないように思えるのですが、いかがでしょうか。
もちろん、いろいろなケースがあるとは思いますが、この業界で働くこととなった彼女たちの多くが、言うに言われぬ事情を抱えています。
“経験が人を成長させる”と俗に言われるように、つらい経験をした人は他人に対して優しくなれるし、自分の置かれている環境に対して誠実に向き合うことができるもの。
足元を見るような言い方をすれば、この仕事が彼女たちにとってのよりどころなのですから、しっかり仕事をしたい、周りの人とうまくやっていきたい、などと思っているはずです。

■一定の距離を保ち、相手を尊重する

だから、決して見下すことなどせずに相手を尊重してあげてほしいのです。
このキモチを根底にもちつつ、あとは相手に合わせて、誠実に向き合ってほしいと思います。
経営学的というよりはむしろ、精神論のようになってしまいますが、人間の管理というものは、数字や公式、セオリーで割り切れるものではありません。
もちろん、あまり馴れ馴れしくなり過ぎず、一定の距離を保つ必要はあります。
それは、他の女の子たちとも同じ距離感を保つために必要な行為です。

■ひとりの女の子だけ“えこひいき”は厳禁

彼女たちは、“えこひいき”を嫌います。ひとりの女の子だけ、経営者との距離が近いと、周囲は一気に引いてしまうものです。
もちろん、稼いでくれるコはお店にとって特別な存在で、引き止めておくためにも大切にしたい、というキモチもわかります。
しかし、それはあくまで彼女の仕事振りや成果を評価するのであり、個人的な感情で接するのではないのです。
その辺を意識しながら一線を引いておけば、周囲も「あのコはお仕事を頑張っているから評価されているのだ」と納得し、自分も頑張ろうと思えるものです。
自分の好みだからといって、成果を上げていない子を特別扱いすることだけは絶対に避けるべきでしょう。

■「この仕事は特別ではない」という空気を演出

あとは、できるだけ、この仕事が特別なものではない、という空気を演出すること。
一般的な会社のような雰囲気で、女性を扱ってあげることが重要です。
節度ある態度で接し、セクハラめいた言動はさけること。客相手ならまだしも、スタッフにまで、いかにも“嬢”として扱われることは心外なものです。
あまり構えすぎず、気を使いすぎず、大人の態度で接してあげてください。