いくらあればデリヘルを開業できる？ | 風俗経営

読者の皆様、こんにちは。元・風俗店オーナーの茂呂見栄（もろみえ）です。
もちろん仮名ですけれど(笑)。

今回のご質問は、開業資金のお話ですね。
こういうお話は、総額で捉えるよりも、どんな費用が必要なのか、内訳を把握しながら考えていった方がわかりやすいかと思うんですよ。

■事務所はアクセスの良い場所を

まず、どうしても必要なのが、事務所を借りるための費用。初月度の家賃とは別に、いわゆる保証金など、まとまったお金を用意しないと契約はできませんよね。
お客さんの待つホテルへアクセスが良い、繁華街に近い場所ですと、家賃だけで15〜20万円程度。保証金はおよそ3か月分が相場でしょうから、それだけで80万円程度のお金が必要となります。

事務所をオープンしても、その中身を空っぽにしておくわけにもいきませんから、パソコンや電話機、机、ソファ、テレビ、冷蔵庫、ファイル、文房具などの備品に加え、可愛いコスチュームやローションやバイブなど、プレイのオプションに使用する小道具も必要になります。家具などの備品は、中古OA用品の店で買うなど節約したとしても、まあ、40万円程度は必要となるでしょうか。

■ホームページはケチらずに作る

あとは、集客のためのホームページの制作も必要となります。最近では「無料で制作します」という業者もいるようですが、あまり安っぽいホームページでは、まず集客は難しいので、ここはあまりケチらない方が良いと思いますよ。
これもピンからキリまでありますが、撮影なども含めて最低でも35万円は用意しておいた方がよさそうです。

■求人・集客広告は最低でも３か月分を目安に

さて、ここまでで何とか、お店としての体裁は整いましたが、もっとも大切なのは女性の確保。質の良い女性を集めるための求人広告費用が必要となります。
もちろん、すべて知り合いの女性を使って、というならば別ですが(笑)、やはり求人用WEBサイトや雑誌への出稿が不可欠。同時進行で、集客のための広告宣伝も行わなくてはなりません。

その両方を合わせて、約60〜80万円程度は見ておいた方が良いでしょう。たった一回の出稿で、いい女の子が集まったり、お客様がついたりするのは考えられないので、やはり最低でも3か月分の広告費を確保する必要があると思います。

■飲食店に比べデリヘルはリスクが低い

さあ、ここまでの合計で最低320万円！！
この金額が高いか安いか…、それは自己判断になるとは思いますが、ほかの業種、例えば飲食店などを始める際には、こんなもんじゃすみません。デリヘルって他に比べてもリスクの少ない事業だと私は考えるのですが、いかがでしょう。