女の子の拒否を許して良いものか | 風俗経営

ナイトビジネス向け経営コンサルタントを生業としているゆうこです。

■まずは男性客が嫌われる原因を分析すること

今回のお悩みは苦手な男性客への対応についてですね。 風俗嬢は普通、男性客によって対応を変えるのはNGだとされています。ところが私も女性なんで、「仕事なんだから、そんなことも言ってられないでしょ！」なんて厳しいことはいえません(^_^;)。
仕事とはわかっていても、生理的にイヤなものはイヤ！　ダメなものはダメ！　ってはっきり言いたいのはわかります。
でも、オーナーさんや店長さんにとっては難しい選択ですよね。働いている女の子の意思を尊重したい反面、こんなことで常連客を失いたくないと思います。
私は、その男性客が嫌われる理由を分析してみることが必要だと思うのです。まず、衛生面に問題があるとか、暴力を振るうとか、本番を強要するとか。その女の子だけでなく、すべての女の子に嫌われている男性客であれば、店としても断固とした態度をとるべき。そもそも、暴力行為や本番強要はルールや法律から外れているわけですから、これは断固拒否！女の子の側になって、出入り禁止にするとか、警察に引き渡すとかしないと、働いている女の子が全員辞めてしまいますよ。
不潔な男性も、恐らく、すべての女性にきらわれるし、病気を持っている可能性だってありますからこれもNGです。オーナーさんや店長さんから、その男性客に衛生対策をお願いする、それでも聞かなかったら出入り禁止にするなど、断固とした措置をとってもいいかと思います。

■個人的な理由で拒否をする女の子には…

個人的な感覚で生理的に嫌いなタイプだからとか、おじさんが嫌いだからといった理由によって、お客さんを拒否することは当然できません。しかし、ムリにその子を押しつけようとすれば、いわゆる“地雷接客”といわれる手抜きサービスをする可能性があり、確実に店の評判を落とすことになります。
代わりがいるのであれば、しっかり対応してくれそうな女性をピンチヒッターとして起用するのも手かと思います。
あとは、女の子に職業意識というか、仕事に対する自覚を持たせたり、心得を話して理解してもらうことも必要です。私の知人の風俗店経営者がよく女の子に言っていたのが、看護士と同じように「病人のシモの世話をする」に近い感覚で仕事をすればいいというたとえ話でした。そういった距離感を持って仕事をすれば、割り切ることができるはずと教えていたようです。

■基準を設けて事前にアナウンスを

また、あらかじめお店の中でNG客の基準を設け、そういった人が来店したら、お店サイドが必ず前もってしっかりお断りしますよとアナウンスしておくだけで女の子は安心します。例えば、泥酔しているとか、全身入れ墨が確認できるとか、歯が全てないとか、ひとりごとばかり言っている危険な人とか…。さらにプレイ中にルールを守らない人がいれば、いつでもスタッフを呼んでいいからと伝えておけば、女の子も多少のガマンができるはず。
風俗で働く女性は、常に厳しい要求に晒されています。「自分で選んだ道だから仕方がないじゃないか」と冷たくせず、しっかりサポートしてあげてくださいね。