源氏名ってどうしていますか。本人任せでいいですか？ | 風俗経営

読者の皆さん、ご無沙汰しております。元・風俗店オーナーの茂呂見栄でございます。 もちろん、仮名ですけれど（笑）。

■源氏名はお店がコントロールすべき

今回は源氏名についてのご質問ですね。源氏名とは、いわゆるお店の中におけるニックネームのことで、まあ、当然本名をさらすのは何かと問題があるわけで（笑）。風俗に限らず、広くナイトワークに用いられている制度ですよね。
私もその昔は、店長経験がありますから、まあその経験からいわせていただければ、本人任せにせず、お店の側で用意したほうがいいっすよね。たとえば、ひとつのお店の中に数人の「みなちゃん」がいると、ややこしいでしょ。かぶらないように調整するという意味でも、お店がコントロールすべきだと思います。
この源氏名、甘く見てはいけませんよ。適当につけていると、様々な問題が生じます。そして、お客様の気持ちを萎えさせて、売り上げも上がらなくなってしまいます。

■適当な源氏名をつけた時に起こる問題

もっともよくあるケースとしては、“名前負け”という問題。有名な女優とかモデルを連想するような名の女の子を指名して、実際に会ってみたら、肩すかし…。たとえ一生懸命にサービスしてくれたとしても、第一印象における失望は拭えません。
あとは、お店のコンセプトに合致しない源氏名もあまり好ましくはありませんよね。人妻店なのに、最近流行りのキラキラネームでは…あまりにもギャップが大きすぎる。昔ながらのしっとりした名前のほうが、しっくりきますよね。
あまりにも難しい漢字を使って読み方がわからない子には、親しみがわきません。もちろん、男性客もそれが本名ではなく、源氏名であることはわかっているのですが、それでもやはり、あまりにもぶっ飛んでいたり、キャラクターっぽい名前には抵抗感を抱いてしまいます。
だって、名前はその人を表すというではないですか。かわいい子だったら、それっぽい名前、セクシー系だったらそれっぽい名前、清純そうだったらそれっぽい名前を、ステレオタイプでいいので、つけてあげたほうがいいですね。

■名前の持つ“音”にこだわってみる

かわいらしい子には、やはり、ま行“まみむめも”が入ったひらがなネームをつける傾向が多く見られています。「みく」「まみ」「まなみ」「みな」「みんみ」など、親しみやすいあだ名って感覚ですね。柔らかい音が多い名前はキュートさ、甘ったれ、優しさ、柔らかさ、癒しを演出できます。
あとは対象となる男性客の層を分析して、世代に合わせたネーミングを考えるのもポイント。50代の男性が中心であれば、80年代に活躍したアイドルの名前が受けたりするみたいです。たとえば、「あきな」とか「せいこ」とか「きょうこ」とか（笑）。
赤ちゃんの名前と一緒で、源氏名はお店からの大切なプレゼントだと自覚して、適当に考えるのではなく、その子にしっくりくる名前をつけてあげてくださいね。