お店のコンセプトって、そんなに大事ですか？新しい店を立ち上げようと思っています。アドバイスをください。 | 風俗経営

■多様性の時代に応えていくコンセプト

どうもどうも。お久しぶりです。佐藤フランクです。
店舗のコンセプトについてのお悩みとあらば、
やっぱり、風俗専門誌の編集を経験した、この私がお応えすべきであろうと、
順番を無視して登場してまいりました。

さて、私が現役で雑誌を編集していた10数年前、世の中はもっと単純で、
今のように“好みの多様化”がここまで進んではいませんでした。
例えば、音楽の好みもそこそこ画一化されていて、ヒット曲も生まれていましたし、
ビールとかお菓子とか、そういった嗜好品も、ここまで種類は多くなかったですね。

風俗だってそう。イメヘルとか人妻・熟女とか、プチSMとか、
定番コンセプトを打ち出して勝負すれば、それなりにお客さんを巻き取れる、そんな時代でしたね。

ところが、今はそれほど甘くはない。
少数派、マニアックも含め、色々な好みを持つ客の需要にきめこまやかに応えていく、
みたいな流れができていて、大ヒットではなくてもいい、
強力な固定客をつかんでしまおうみたいな、そんなコンセプチュアルな店が生まれているのは確かです。

■ワンアイデアで終わらない工夫を

新体操をやっているような軟体系のお店がもてはやされたことがあったり、
競泳用水着プレイ専門店が登場したり、
多様化された好みに合わせたマニアックな店は、確かに話題になるし、
注目を集めやすいのですが、注意点があって、
生半可ではマニアの期待に応えられないということ。

例えば、水着であれば、フェチの好みに合うように、
フォルム？　フィット感？　水着越しのボディライン？　水着の肌触り？などなど、
水着について一時間くらい語れるくらいのマニアックなコンセプトを作りこまなくてはいけないし、
そうでもしないと真のマニアの期待に応えられません。

JKの制服を売りとしたイメヘルであれば、リアルな制服を、
しかも数十種類用意するみたいに徹底的にやらないと。
そこまで突き抜けないと、単なるワンアイデアのお店として、
すぐにすたれてしまうという恐れがあります。

そもそも、マニアックな男性客しか相手にしないという限定感の中でスタートするわけですから、
その少数なマニアにそっぽを向かれたら、もうリカバリは難しいですよね。

■徹底的にマニアになる

コンセプトを立てるのなら、突き抜けていかなければというのが、
この多様性、ダイバーシティな時代の専門店の生き方で、これが何も風俗店に限らないですよね。
一般的な専門店の勝ちパターンって二つあって、種類の豊富さか、由一無比の深さ、
いわゆる本物感を打ち出すかのどちらかでしょう。

例えば、スパゲッティ専門店で、数百種のスパゲティが作れるとか、
めちゃめちゃうんちくとか能書きが用意されまくりで、
そのスパゲティの魅力を三時間語れるみたいな。
誰にも負けない唯一無比の世界観、
要はマニアが自らマニアのために用意するみたいな、そんな感覚でしょうか。

これまでに何千人もの人妻と付き合い、
その魅力を知り尽くすマニアが展開する人妻店って、けっこう惹かれますよね。
まあ、やるなら極論まで突き抜ける、それがマニアをくすぐる専門店のあり方かとは思います。
覚悟をお決めください(笑)。やるならマニアになってください。
あるいは、マニアを巻き込んでください。
ってことで、ご参考になりましたでしょうか。頑張ってくださいね。