夏休みが終わるころになると、いつも思うことなので、新人を定着させるのって難しいですね。何かアドバイスをいただけますでしょうか…。 | 風俗経営

■冷静に考える時間が問題

皆様、こんにちは。経営コンサル、葛飾ぽんずです。
なるほど、ご指摘の通り、「夏休み中、実家に帰るんで休みます…」
なんていっていたコが、そのまま自然消滅…というのは、
風俗に限らず、どんな業界のアルバイトにもみられる現象です。
休暇中、ちょっとした期間に仕事から離れていると面倒くさくなる、
職場に疑問を持つようになる、そもそも、このままで良いのか？
という風に、日常生活から離れて、
少し冷静に考える時間をもってしまうのが問題なのかなと思っています。
でも、職場や仕事自体に魅力を感じていたり、やりがいを感じ、そこに自分の居場所を見出していれば、人は必ず、そこに戻りたくなる。
いわゆる“帰巣本能”というものを持っています。

■帰りたくなる職場の条件

では、帰りたくなる職場、自分の居場所がそこにあると感じられる職場ってどんなものか？
ご自身の体験を思い出したり、周りの環境を見渡してみてください。
いきつけの飲み屋とかってありませんか？
しばらく行かないでいると無性に寂しくなって、帰りたくなる場所って？
どうして、あなたはそこに帰りたいと思うのでしょうか。
大切な仲間がいる、いつも笑顔で向かてくれて、話を聞いてくれるママさんがいる、
しっかり自分を認めてくれて、自分のことを正当に評価してくれる。
そんなお店や職場に帰属意識を感じるのではないでしょうか。
自分が阻害されている、必要とされていない、そんな場所には帰りたいとは思いませんよね。

■お金がすべてではない

もちろん、お仕事ですから、大前提としてお金を稼げる場所ですが、
じゃあ、ものすごく給料が高い職場だからと言って、
そこに定着する人がたくさんいるかといったら、そんなことはありませんよね。
特に最近の若い人は給料ではなく、人間関係や職場の雰囲気の心地よさとか、
フィーリングを重視する傾向にあるという某リクルートサイトの調査結果があるくらいですから。
ご自身のお店を見直してください。
店長と嬢の関係性はいかがですか？
男性スタッフは良い感じの人をそろえていますか？
ちゃんとコミュニケーションをとっていますか？
逆に、あまり距離を縮めすぎていませんか。
最近のコは、近すぎず遠すぎずのほどよい関係を欲しています。
嬢との友好な人間関係の構築の方法については語り始めるときりがないので、
また別な機会に取っておくとして、とにかく彼女たちが帰ってきたいと思えるような職場にすること、
店長はいわば、温かいお父さんのような頼れる存在になることが重要ではないでしょうか。
検討を祈ります。